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河合 正理 KAWAI Masari 新卒採用
2003年入社
構造設計
入社以降、体育館からオフィスまで、幅広いジャンルの建築で構造設計に携わる。安全性と見た目の美しさを兼ね備えた構造を目指す。第33回JSCA賞にて作品賞を受賞。
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大空間構造への意欲は
伝え続けて経験にする
大学院では、体育館など非常に大きな空間に関する研究をしていたので、卒業後もそのような案件に携わることができる設計事務所を希望していました。当時は就職氷河期で構造設計での募集は少なかったのですが、久米設計の会社案内に掲載されている事例に、様々な建築物に携わることができそうな期待感が膨らみ、ここで働きたいという気持ちが強くなりました。当時は大空間のプロジェクトは少なかったのですが、やりたい意思を伝え続けることで声をかけてもらえるようになり、今では経験者として相談していただくことが多くなりました。
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安全性を守りつつ、そこに宿る
建築美にもこだわりたい
構造設計としては、もちろん安全性が第一。しかし、居心地のよさや使い勝手の良さ、また建築としての美しさを成立させることも大切だと、私は考えます。意匠設計チームから上がる様々なリクエストの中には、耐震性を考えるとそのまま反映することは難しい場合もあり、意見を戦わせることもしばしばですが、私は極力「できない」とは言わないようにしています。簡単に諦めずにとことん話し合い、意図を汲んで本質を読み取ると、別の方法を提案できることがあります。その調整が大変なところですが、大きなやりがいでもあります。
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最新技術も木造も学びチャレンジし続ける
耐震技術や建築材料は日々進化し続けています。学会に参加するなどして最新の情報を収集したり、フィットするプロジェクトがあれば積極的に最新技術を取り入れたり、常にアンテナを張って新しいことにチャレンジしていくことも大切です。新しいものへの関心と同様に、カーボンニュートラルの観点からも注目されている木造建築への取り組みも、これからさらに学びを深め経験を積み重ねていきたいところです。社内でも定期的に「都市木造ワーキング」という勉強会に参加しています。現状に満足せずに知見を広げて、新しい挑戦を続けて行けたらと思います。
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とある1日のスケジュールとオフの1日
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学生へのメッセージ
大学時代に飲食店のアルバイトでいろいろな人とコミュニケーションをとっていたことが、今の仕事にも非常に生かされています。勉強だけでなく、いろいろな人と出会い、いろいろな経験をすることは、とても大切だとあらためて感じています。